世界文化遺産の「国立西洋美術館」について

2017年07月15日  

 

 

みなさんは、世界文化遺産の「国立西洋美術館」についてご存知ですか??
国立西洋美術館は東京都台東区の上野公園内にある西洋美術を専門とする美術館です。
「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」構成資産として世界文化遺産に2016年7月17日に登録されています。

「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」とは20世紀に近代建築運動に多大な影響をおよぼした一人であるル・コルビュジエの作品の中から、傑作とされる住宅、工場、宗教建築などをまとめて世界遺産リストに登録した物件であり、その一つとして、国立西洋美術館は認定されています。

国立西洋美術館は、日本に残る唯一のル・コルビュジエの建築であり、非常に貴重な建築物です。そして、この建築物の建設には、フランス政府との外交が大きく関わっています。

当建築物は「松方コレクション」と呼ばれる美術品を中心に1959年に設立されています。
松方コレクションとは、川崎造船所(現・川崎重工業)を設立した実業家の松方幸次郎が20世紀の初めに収集したフランスの美術品です。

しかし、このコレクションは第二次世界大戦の敗戦ごフランス政府により敵国資産として差し押さえられていました。
1951年のサンフランシスコ平和条約締結の際、日本の首相吉田茂がフランスの外相ロベール・シューマンに松方コレクションの返還を要請し、交渉の結果、フランスは条件付きでその返還に応じることに決め、その条件として国立西洋美術館の設立が提示され、設立に至りました。

収蔵作品数は4,564点。内訳は絵画374点、素描136点、版画3,777点、彫刻101点、工芸10点、書籍53点、その他参考品113点です。(2008年末時点)。作品数の大部分を占めている版画作品のうち、約1,700点は東武美術館閉館の際に譲渡されたドーミエの版画となっています。

世界遺産として、登録されさらに注目されている建築物の一つです。
一度足を運んでみてはいかがでしょうか?


 


 
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